センサーで考える温度計の選択

温度計はデザインや安さで選ぶケースが多いですが、正しく測定できることが何よりも重要なので、センサーにも目を向けて購入を検討したいところです。温度計の精度は±1℃の誤差が目安で、これ以上の誤差が大きい製品はセンサーの精度がいまいちで、信用に乏しいといえます。逆に誤差が1℃を切る温度計は、センサーが超高精度で非常に正確に温度を把握できることが分かります。ただ、一般的な用途だと精度は1℃もあれば十分なので、1℃未満の性能は過剰といえなくもないです。

高精度でも価格が大幅にアップしては本末転倒ですから、価格と精度のバランスを考えながら、本当に必要とするものを探して購入することが大切です。いくら高精度で正確に温度が分かる温度計でも、設置場所やセンサーの扱い方によっては、折角の精度が台無しになってしまいます。冷房の風やストーブなどの温風は、直接当たると温度計のセンサーに影響を与えてしまうので、直接的な風は避けるように設置するのが原則です。床下付近は特に影響を受けやすいので、人が立った時に無理なく目線が向けられる高さの台、あるいは壁に設置することをおすすめします。

日光も影響しますし、風の流れもかなり関わってきますから、設置場所は思いの外重要性が高くて、真価を引き出すのに無視できないポイントです。高精度なほど変化に敏感で設置場所の重要度が高くなりますから、性能が良過ぎなのも考えものですが、基本的には正確性重視で正しく使うことが大事です。

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